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ソーラー・インパルス、3月中旬に飛行試験

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Solar Impulse
Image credit: solar-impulse.com

スイス政府は2月17日、太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」の試作機(プロトタイプ)による、夜間を含む大規模な飛行試験を許可した。

スイスでは夜間の飛行(22時~翌朝6時)は通常禁止されているが、「ソーラー・インパルス」の試験のためにボー州の法律を整備し、2010年4月1日から2013年12月31日まで、年間最大20回の夜間飛行を許可したようだ。

「ソーラー・インパルスHB-SIA」と名づけられた試作機は、スイス人飛行家のベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏らによって開発され、翼幅61m、ボーイング747-400と同じ幅でありながらも、重さはわずか1600kgと、乗用車程度しかない。翼には1万2000個以上の太陽電池が取り付けられており、燃料を使用せず、これを動力として4つのモーターを動かして飛行する。

また、機体には重さ約400kgのリチウム電池が載せられており、太陽電池で充電した電力を用いて、夜間の飛行も行う。これにより、「ソーラー・インパルス」は世界で初めて、太陽電池のみで昼夜飛行する飛行機を実現する。

機体は2009年6月に初めて公開され、2009年12月には初の飛行試験が実施されたが、高さわずか1メートル、距離にして約350メートルしか飛んでいなかったため、試験と呼べるほどの飛行ではなかった。

ピカール氏らによると、早ければ今年3月中旬にも、1時間半にわたって高度1000メートル上空での飛行試験を実施し、その後、世界初の昼夜連続36時間の無着陸飛行に挑戦する予定。さらに、後続機体「ソーラー・インパルスHB-SIB」を開発し、2012年には25日間かけて、太陽電池飛行機による世界一周飛行にも挑戦する予定だという。

■SOLAR IMPULSE - AROUND THE WORLD IN A SOLAR AIRPLANE
http://www.solar-impulse.com/

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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