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ALMA電波望遠鏡、日本製の受信機で初スペクトル

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W Hya spectrum
Image credit: 国立天文台/アルマ望遠鏡

国立天文台は7月30日、南米チリで建設している電波望遠鏡「ALMA(アルマ)」のために、日本が製造した2種類の受信機を使って、天体から初めてスペクトルを取得したと発表した。

使用した受信機は「バンド4」と「バンド8」で、観測対象となったのはうみへび座のW星(W Hya)。バンド4によるファーストスペクトルの取得は6月22日、バンド8によるファーストスペクトルの取得は6月30日にそれぞれ成功した。

今回の成功を受け、受信機開発を行っている関本裕太郎チームリーダーは「出荷した受信機が順調に運用されていることを大変嬉しく思います。すべての受信機の完成まではまだまだ長い道のりですが、今回の知らせを励みに、日夜、製造に取り組んでいきます」と述べた。

アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)はチリのアタカマ砂漠(標高5000メートル)で建設される世界最大の電波望遠鏡。パラボラアンテナを合計66台以上組み合わせることで、直径18.5kmの電波望遠鏡に相当する解像力を実現し、世界最高の感度と分解能を備えた望遠鏡である。

受信機は10種類の周波数帯(バンド1から10)に分けられ、各国で分担して開発・製造が進められている。日本はそのうち3種類、バンド4(125から163ギガヘルツ)、バンド8(385から500ギガヘルツ)、バンド10(787から950ギガヘルツ)を担当しているという。

■日本が開発した受信機で、初スペクトルを取得
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/pressrelease/201007305883.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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