TOP > NEWS > SPACE > 金星 > 過去の金星は住みやすい惑星だった?

過去の金星は住みやすい惑星だった?

[PR]

Venus
Image credit: ESA

欧州宇宙機関(ESA)の金星探査機「ビーナス・エクスプレス(VEX)」の観測結果によると、過去の金星には水が存在し、地球と同じように、生物にとって住みやすい環境だった可能性もあるようだ。

金星の大きさや構成などは非常に地球と似ているが、今は表面気圧100気圧、気温も400度を超え、水もほとんどなく、生物にとって住みやすい環境ではない。しかし、「ビーナス・エクスプレス」の観測によると、数十億年前の金星には大量な水が存在していたかもしれないようだ。

地球と異なって、金星には太陽風から守るための磁場が存在していないが、惑星間磁場が太陽風の侵入を防いでいる。しかしながら、上層大気は紫外線によって分解され、太陽風に流されている。「ビーナス・エクスプレス」はその中から、水(H2O)に相当する割合の水素イオンと酸素イオンを検出し、金星がこれほど乾性なのは、太陽風が長期間にわたって、水分を奪ったのかもしれない。

「全てのデータは金星に大量な水が存在していたことを示しています。ただ、それは金星に海があったことを示しているわけではありません。水は大気中にあった可能性もあります。金星の水に関しては、まだ多くの疑問が残されています」

「ビーナス・エクスプレス」の観測データについて、オックスフォード大学のコリン・ウィルソン(Colin Wilson)氏はこのように述べた。

「ビーナス・エクスプレス」は2005年11月に打ち上げられ、2006年4月に金星周回軌道に投入された。なお、日本初の金星探査機「あかつき」(PLANET-C)も現在金星に向かって飛行しており、2010年末に金星の周回軌道に投入される予定となっている。

■Was Venus once a habitable planet?
http://www.esa.int/export/esaCP/SEMQ9OLZLAG_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

金星 記事一覧


スポンサード リンク


NEWS 記事一覧



TOP - COMPANY - COLUMN - NEWS - TRACKING - ABOUT US - PRIVACY POLICY - STAFF - CONTACT - PRESS RELEASE - SITEMAP