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宇宙から見たアイスランドの火山噴火

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Iceland Volcano
Image credit: NASA/JPL/EO-1 Mission/GSFC/Ashley Davies

4月14日に噴火を起こし、欧州全域の航空輸送に打撃を与えている「エイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajökull)火山」。この2枚の画像は、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星「Earth Observing-1」(EO-1)が4月17日に取得した画像である。

アイスランドは火山をいくつも擁する、世界でも有数の火山島。しばしば噴火活動を起こすが、同火山の前回の活動が1821年であり、約190年ぶりとなる。

吹き上げられた火山灰は上空1万メートルまで達し、欧州の広範囲に拡散を続けている。ジェットエンジンが灰を吸うと停止する危険性があるため、欧州に離着陸する航空機が軒並み運行停止に追い込まれており、空港そのものの閉鎖も続いているのは既に報じられている通り。

ここ2枚の画像のうち、左側は可視光波長で取得されたもので、地表に黒く積もる火山灰と吹き上げる噴煙に、白く輝く氷河が対照的である。右側は赤外線データを可視化したものであり、赤く着色されているのが火口。NASAによると、放射される熱エネルギーは6万軒の家屋が消費するエネルギーに匹敵するというが、しかしこれは全エネルギーのごく一部に過ぎないという。

Iceland Volcano
Image credit: JAXA

一方、宇宙航空研究開発機構(JAXA)も4月19日、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)によって撮影された「エイヤフィヤトラヨークトル火山」の画像を公開した。

この画像は日本時間4月17日22時頃に、高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)によって撮影されたもので、火口付近からも未だに激しく噴煙が上がっている様子がよく分かる。また、白く写っているのが氷河と雲だという。

なお、エイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火は未だに続いているが、「大幅に弱まった」とも報じられている。

写真=NASA。

■NASA Satellite Eyes Iceland Volcano Cauldron
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-134

■陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)によるアイスランド火山噴火にともなう緊急観測結果
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/jdis_av2_islvolcano_100417.htm

Written by sorae.jp編集部天文班

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