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VEXの詳細な観測結果を発表

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Venus
Image credit: ESA

via ESA

ESAは11月28日、記者会見を行い、金星探査機「ビーナス・エクスプレス(VEX)」による詳細な観測結果を初めて発表した。ビーナス・エクスプレスは、アメリカが1989年に打ち上げた「マゼラン」以来、実に16年ぶりの本格的な金星探査である。

・大気の組成と気温

金星は地球と似て、岩石の惑星だが、表面の気圧は100気圧で、気温は400度以上を超えている。大気の組成は二酸化炭素が96.5%、窒素が3.5%で、高度40kmから60kmには、硫酸の厚い雲が存在している。

・激しい大気

南極を始め、金星大気の変化は激しく、まるで全体が沸騰しているように見える。また、強烈な紫外線の照射により、昼側の二酸化炭素が破壊され、酸素が放出される。この酸素は大気の流れに従い、夜側に移動すると、高度を下げ、結合して酸素分子(O2)を形成し、輝き出す。

・大気と太陽風

地球と異なって、金星には太陽風から守るための磁場が存在していないが、惑星間磁場が太陽風の侵入を防いでいる。しかしながら、上層大気は紫外線によって分解され、太陽風に流されている。ビーナス・エクスプレスはその中から、水(H2O)に相当する割合の水素イオンと酸素イオンを検出し、金星がこれほど乾性なのは、太陽風が長期間にわたって、水分を奪ったのかもしれない。

・気候と進化

金星がこのような過酷な環境となったのは、水分の損失だったかもしれない。特にビーナス・エクスプレスが水の存在を示唆するデータを検出したことにより、過去の金星には水が存在していたかもしれない。また、金星の大気から雷も検出され、その数は地球と同じ程度かもしれない。

なお、これらの観測結果は、複数の論文として、科学雑誌「ネイチャー」の11月29日号に掲載されている。

■Venus: Earth’s twin planet?
http://www.esa.int/SPECIALS/Venus_Express/SEMUG473R8F_0_ov.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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