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月面衝突探査機「エルクロス」、衝突目標を変更

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LCROSS target crater
Image credit: NASA

アメリカ航空宇宙局(NASA)は9月26日、月面衝突探査機「エルクロス(LCROSS)」の衝突目標を、クレーター「カベウスA(Cabeus A)」から「カベウス(Cabeus)」に変更したと発表した。

変更の理由について、NASAは衝突現象の専門家や天文学者などのアドバイスを考慮し、「ルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)」、「かぐや」、「チャンドラヤーン1号」などの観測データを再分析した結果、「カベウス」に最も水素が集中しており、より良い理解が期待できるためだと説明している。

また、「カベウス」の方がより良い観測ができるのも重要な理由の1つで、「カベウス」の高い外壁を背景に観測することで、衝突によって生じた蒸気や破片を、より高コントラストで観測できるという。

「カベウス」は「カベウスA」と「カベウスB」よりも南に位置しており、この写真では一番下(「カベウスA」と「カベウスB」の下)に少しだけ写っている。

「エルクロス」は2段式の月面衝突を行う探査機で、6月18日に月探査機LROと同時に打ち上げられた。6月23日に月スウィングバイに成功し、「エルクロス」はアトラスV上段(セントール・ロケット)と共に、現在地球と月の間を大きく回る軌道で周回している。

「エルクロス」とアトラスV上段による月面衝突は、アメリカ太平洋夏時間10月9日4時30分頃(日本時間20時30分頃)に予定されており、アトラスV上段をまず「カベウスA」に衝突させた後、「エルクロス」も月面に衝突する。NASAは衝突によって生じた蒸気を、LRO、ハッブル宇宙望遠鏡、ハワイのケック望遠鏡、アリゾナのMMT天文台などを使って観測し、水などが含まれているかどうかを探る。

写真=NASA。

■NASA - LCROSS
http://www.nasa.gov/mission_pages/LCROSS/main/index.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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