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かぐや、月の南極から氷見つからず

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シャックルトンクレータ
Image credit: JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月24日、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラによる観測で、月の南極シャックルトンクレータの地表付近に、水氷が存在する証拠がみられなかったと発表した。

これまでの観測では、月の南極シャックルトンクレータに水氷が存在すると言われていたが、かぐやの観測はそれを完全に否定する形となった。

発表によると、「かぐや」の地形カメラによって得られた情報から、クレータ内部は極低温状態であり、水氷と見られる高い反射率の場所も確認できず、水氷の存在を示すデータが得られなかったという。これの結果について、JAXA宇宙科学研究本部の春山純一氏は「水氷があったとしても非常に少ない量で土と混ざっているか、あるいは土に隠れてしまっている」と話している。

また、地形カメラの観測データから、シャックルトンクレータ内部の詳細な3次元立体視画像作成も世界で初めて成功した。

なお、今回の研究成果は10月23日発行のアメリカの科学誌「サイエンス」(オンライン版)にも掲載されている。

■周回衛星「かぐや(SELENE)」搭載の地形カメラによる南極シャックルトンクレータ内の永久影領域の水氷存在に関する論文のサイエンスへの掲載について
http://www.jaxa.jp/press/2008/10/20081024_kaguya_j.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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