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新火星探査車「MSL」、初めての走行試験

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Mars Curiosity
Image credit: NASA

米航空宇宙局(NASA)は7月23日、新火星探査車「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL)=キュリオシティ」の初の走行試験を実施したと発表した。

ジェット推進研究所(JPL)の宇宙船組立施設内で、「キュリオシティ」は7月23日、ケーブルに繋がれた状態で、技術者らが見守る中、約1メートル前進し、再び後退した。

初の走行試験を受け、ミッション副科学者のアシュウィン・ヴァーサヴァーダ(Ashwin Vasavada)氏は「素晴らしいです。キュリオシティは動いています。JPL全体がホッとしてため息をついたでしょう」と述べた。

NASAは今後、より複雑な走行試験を行い、自律走行ができるように「キュリオシティ」のソフトウェアの改善も続ける予定。

「キュリオシティ」の打ち上げは元々2009年10月に予定されていたが、ハードウェアの開発及び試験が間に合わなかったため、打ち上げは2011年11月25日、火星着陸は2012年8月に延期されている。

「キュリオシティ」はこれまで開発されたローバーの中で最も大きく、計10種類の観測装置を搭載し、より大きなホイールを使って、広範囲にわたっての調査ができる。また、太陽電池ではなく、原子力電池を用いることで、季節や砂塵の影響を受けずに活動が可能だという。

さらに、「キュリオシティ」は従来のエアバッグ方式ではなく、「スカイ・クレーン(Sky Crane)」と呼ばれる新しい方式で火星表面に着陸する。火星大気圏に突入し、パラシュートで減速した後、降下部分(ディセント・ステージ)がロケットエンジンを点火してさらに減速。そして、降下部分が上空約10mの地点で滞空し、クレーンを使って「キュリオシティ」を降ろし、「キュリオシティ」の着地を確認した後、再び上昇し、離れた地点に落下する。

写真=NASA。

■Mars Curiosity Takes First Baby Steps
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/msl20100723-b.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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