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火星長期閉鎖実験「MARS-500」、FIFAワールドカップはメールで

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MARS-500
Image credit: IMBP

ロシア生物医学問題研究所(IMBP)の施設で行われている火星長期閉鎖実験「MARS-500」がミッション27日目を迎え、シミュレーションでは既に地球から約300万km離れた距離を飛行している。

クルーは毎日午前7時30分に起床し、全員で一緒に食事を食べ、与えられた科学実験をこなし、体力トレーニングなども行う。週休2日制で、1日8時間活動し、夜勤も交代で務める。

また、新華社の報道によると、唯一の中国人クルーとして参加している王躍氏(Wang Yue)は大のサッカーファンで、FIFAワールドカップの中継を閉鎖施設で見ることができないため、試合結果や状況などを電子メールで送ってもらっているという。

「MARS-500」は合計520日間(約1年半)にも及ぶ有人火星探査ミッションのシミュレーションとなる本格的な長期閉鎖実験で、最初の250日間は火星までの飛行、その後の30日間は火星での滞在、そして、残りの240日間は地球への帰還に設定されている。モスクワの研究所内に設置された180平方メートルの閉鎖施設の中で、地球と火星間の距離を考慮した通信時のタイムラグなど、無重力と放射線を除いて、有人火星探査とほとんど同じ環境が再現されている。ロシア人3人、フランス、イタリア、中国から各1人の計6名のクルーが参加し、実験は2010年6月3日に始まった。

■Mars-500
http://mars500.imbp.ru/

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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