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計520日間の火星長期閉鎖実験、「マーズ500」始まる

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Mars500
Image credit: ESA

ロシア生物医学問題研究所(IMBP)は6月3日、計520日間にも及ぶ有人火星探査ミッションのシミュレーションとなる、長期閉鎖実験「マーズ500(MARS-500)」が始まったことを発表した。

クルーに選ばれたのは、ロシアのアレクセイ・シテフ氏(Alexei Sitev)、スクロブ・カモロフ氏(Sukhrob Kamolov)、アレクサンダー・スモレブスキー氏(Alexander Smolevsky)、イタリアのディエゴ・ウービナ氏(Diego Urbina)、フランスのロマン・シャルル氏(Roman Charles)、中国の王躍氏(Wang Yue)の6名で、アレクセイ・シテフ氏がコマンダーを務める。

「マーズ500」の最後のハッチはモスクワ時間6月3日13時50分(日本時間18時50分)に閉められ、6名のクルーによる長期閉鎖実験がいよいよ始まった。

「マーズ500」は合計520日間(約1年半)にも及ぶ本格的な長期閉鎖実験で、最初の250日間は火星までの飛行、その後の30日間は火星での滞在、そして、残りの240日間は地球への帰還に設定されている。モスクワの研究所内に設置された180平方メートルの閉鎖施設の中で、地球と火星間の距離を考慮した通信時のタイムラグなど、無重力と放射線を除いて、有人火星探査とほとんど同じ環境が再現される。

また、IMBPによると、クルーには300万ルーブル(約10万ドル)の報酬が支払われるという。

火星長期閉鎖実験「マーズ500」は元々IMBPを中心に進められていたが、ESAと中国が参加を表明し、2009年4月1日から2009年7月14日まで、最初の長期滞在となる計105日間のトライアルが行われ、ロシアとヨーロッパから計6名のクルーが参加した。

■Hatch closed: 18-month Mars500 mission has begun
http://www.esa.int/export/esaCP/SEMLUB5XT9G_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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