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マーズ・エクスプレス撮影、フォボスの詳細写真

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Phobos
Image credit: ESA/DLR/FU Berlin

欧州宇宙機関(ESA)は3月15日、火星探査機「マーズ・エクスプレス(MEX)」によって撮影された、火星の衛星フォボスの写真を公開した。

この写真は3月7日にフォボスに接近した時、高解像度ステレオカメラ(HRSC)によって撮影されたもので、解像度は1ピクセルあたり4.4m。写真からはフォボスの歪な形と、表面に存在している大小のクレーターや溝を確認できる。

「マーズ・エクスプレス」によるフォボスへの接近は様々な高度で3月26日まで繰り返され、表面の科学観測や撮影が行われる。また、フォボス周辺の重力場を探ることもでき、これによって得られるデータは衛星の内部構造を推測する上で貴重なものとなる。フォボスは火星の最も大きい衛星だが、長い部分の直径で27km程度しかないため、火星の重力に捕捉された小惑星だと考えられている。このような研究を重ねることで、フォボスの起源に迫ることができるかもしれない。

また、フォボスは太陽系で最も主星に近い衛星で、火星に表面からわずか6000kmを周回している。そのため、フォボスは潮汐力によって常に火星の方に引っ張られていて、5000万年以内に、破砕されて火星の輪になるか、火星表面に激突すると考えられている。

Phobos
Image credit: ESA/DLR/FU Berlin

一方、今回のフライバイでは、ロシアの火星探査ミッション「フォボス・グラント(Phobos-Grunt)=フォボス・ソイル」の着陸地点の撮影も行われた。フォボス・グラントは2011年に打ち上げられ、フォボスに着陸し、サンプルを採取して地球に持ち帰る計画である。

■Phobos flyby images
http://www.esa.int/esaCP/SEMK17CKP6G_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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