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火星の乾燥期、実は水があった?

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marschannel
Image credit: NASA

火星の地誌では冷たく乾燥していたと考えられる時代が、水が液体で存在できうるほどに暖かかった可能性を示唆する証拠が見つかった。

これは、英国の大学インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが発表したもの。彼らは約30億年前の「ヘスペリア代」に湖が存在したことを示す痕跡を見出した。

火星はその誕生直後には厚い大気を有し温暖で、海が広がっていたとされているが、それも約38億年前までに干上がり、大気も殆ど失われ、冷たく乾燥した惑星になったと考えられている。その後には、火山活動が活発だったヘスペリア代(38億~18億年前)が続く。

研究チームは赤道付近の「アレス渓谷」と呼ばれる場所に存在する窪地に目をつけた。この窪地は以前から存在が知られていたが、それらができた過程としては、土壌中の水分が昇華し抜けたことに起因する地盤沈下と考えられていた。だがチームは、「マーズ・リコネッサンス・オービター」が撮影した高解像度画像を調べた結果、窪地どうしを繋ぐ水路状の地形を見つけ出した。詳細な検討を行った結果、このような水路は、水流の作用で形成される他ないとチームは結論づけている。

また、クレーター分布の解析から、これらが約30億年前に形成されたことを導き出した。これはつまり、既に乾燥していたと考えられてきたヘスペリア代にも液体があったことを意味する。研究チームは、火山活動や隕石の衝突などで大気量が一時的に増加し気温も上昇、氷が融解し地表に液体が存在できたのではないかというシナリオを考えている。

写真=NASA。

■Spectacular Mars images reveal evidence of ancient lakes
http://www3.imperial.ac.uk/newsandeventspggrp/imperialcollege/newssummary/news_4-1-2010-11-24-24?newsid=79861

Written by sorae.jp編集部天文班

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