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火星長期閉鎖実験「マーズ500」の本番クルーを募集

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MARS-500
Image credit: ESA

欧州宇宙機関(ESA)は10月20日、有人火星探査ミッションのシミュレーションとなる、長期閉鎖実験「マーズ500(MARS-500)」のクルーを募集すると発表した。

募集人数は2名の正式クルーと2名のバックアップクルーの計4名。応募条件は20歳から50歳のESA加盟国のヨーロッパ人ボランティアで、身長185センチメートル以下。ロシア語と英語ができ、薬学、生物学、生命維持装置工学、コンピューター・エンジニアリング、電子工学、機械工学のいずれかの業務経験がなければならない。

選抜は教育、専門知識、医学的な適性、社会性などに基づいて行われ、宇宙飛行士選抜と同様なプログラムが使用される。選ばれたクルーは4ヶ月間の訓練を経て、2010年中頃から始まる長期閉鎖実験「マーズ500」に参加する。

今回は計520日間(約1年半)にも及ぶ本格的な長期閉鎖実験で、最初の250日間は火星までの飛行、その後の30日間は火星での滞在、そして、残りの240日間は地球への帰還に設定され、地球と火星間の距離を考慮した通信時のタイムラグなども再現される。

火星長期閉鎖実験「マーズ500」は、モスクワの研究所内に設置された閉鎖施設の中で、6名のクルーが計520日間滞在し、有人火星探査ミッションを実現させるためのシミュレーションを行うプロジェクトである。元々ロシア生物医学問題研究所(IMBP)を中心に進められていたが、2007年4月にESAが参加を表明した。

2009年4月1日から2009年7月14日まで、最初の長期滞在となる計105日間のトライアルが行われ、ロシアからオレグ・アルテミエフ宇宙飛行士、セルゲイ・リャザンスキー宇宙飛行士、医者のアレクセイ・バラノフ氏、スポーツ生理学者のアレクセイ・シパコフ氏、ヨーロッパからは機械工学士のオリバー・ニッケル氏とパイロットのキリル・フルニエ氏の計6名が参加した。

■Volunteers wanted for simulated 520-day Mars mission
http://www.esa.int/esaCP/SEM0PZYRA0G_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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