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MSLの大型耐熱シールドが完成

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Heat Shield for MSL
Image credit: NASA/JPL-Caltech/Lockheed Martin

ロッキード・マーチン社は6月16日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の新型火星ローバー「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL)=キュリオシティ」に用いられる耐熱シールドの製造と試験が完了したと発表した。

MSLの耐熱シールドは直径約4.6m、これまで開発されたものの中で最も大きい。比較すると分かるように、マーズ・エクスプロレーション・ローバーの耐熱シールドは直径2.6m、アポロ・カプセルの耐熱シールドでも直径3.9mしかない。

火星の大気圏に突入する時、大気との摩擦熱から機体を守るのがエアロシェル(外殻)の役目で、エアロシェルの下部に耐熱シールドが装備されている。

約2000度の高温を耐えられるように、MSLの耐熱シールドはスターダスト彗星探査機の回収カプセルで使用されたPICA(フェノール含侵カーボンアブレータ)を採用し、火星探査ミッションでPICAが使用されるのは今回が初めてとなる。

「マーズ・サイエンス・ラボラトリーのエアロシェルが最も複雑なカプセルである。最も大きいローバーを正確に火星に送るため、設計はサイズと重量の両方から取り組まなければならなかった」

MSLの耐熱システムについて、ロッキード・マーチン社のリッチ・フント(Rich Hund,)氏はこのように述べた。

MSLは2011年秋に打ち上げられる予定で、火星表面に着陸し、土壌や岩石などを探査する。現在火星で探査を続けているマーズ・エクスプロレーション ・ローバー(MER)に比べ、重さ約4倍、より大きな機体とより大きな車輪を装備し、速いスピードで広範囲にわたっての調査ができる。また、太陽電池ではなく、原子力電池を用いることで、季節や砂塵の影響を受けずに活動が可能だという。

■Large Heat Shield for Mars Science Laboratory
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/msl-20090710.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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