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冷たい火星でも水が液体で存在

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mars
Image credit: NASA

エイムズ研究センターの科学者らは、火星表面のシミュレーションを行い、初期の冷たい火星においても、水が液体として存在できたという研究成果を発表した。

火星の多くの地形は水の流れによって形成され、過去の火星には大量な液体の水が存在していたと考えられている。しかし、過去の火星は冷たいと示すいくつもの証拠があり、温暖化ガスを用いた気象モデルのシミュレーションでも、火星表面温度が0度を超えるのは大変珍しいことだと言われている。つまり、過去の火星の表面温度は、水が液体で存在できない0度以下であったのにも関わらず、なぜ液体の水が存在できたのかという疑問が生じる。

研究チームはこの疑問を解決するために、火星探査機のデータを基に、火星上の鉱物の風化作用を分析し、水の凍結や蒸発のプロセスなどをシミュレーションした結果、火星表面に存在しているケイ素、鉄、硫黄などの物質が水に溶けることにより、水の融点が下がり、0度以下でも凍らなくなったという。

「我々は水溶液中の塩が融点を下げるという現象を見つけた。これは凍結した火星環境において、なぜ液体の水が存在していたのかを説明するヒントになるかもしれない」

今回の発表について、エイムズ研究センターのアルベルト・ファイレン氏(Alberto Fairen)はこのように述べた。

なお、今回の研究成果は「初期火星上での水溶液の凍結に対する安定性」というタイトルで、科学雑誌「ネイチャー」5月21日号に掲載されている。

■NASA Scientists Find Evidence for Liquid Water on a Frozen Early Mars
http://www.nasa.gov/topics/moonmars/features/mars_freeze_052709.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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