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火星長期閉鎖実験、開始

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The Mars500 crew
Image credit: ESA

ロシア生物医学問題研究所(IMBP)ESAは3月31日、有人火星探査ミッションのシミュレーションとなる、長期閉鎖実験「マーズ500(MARS-500)」の最初のトライアルを開始したと発表した。

今回のトライアルに参加するクルーは6名。ロシアからはオレグ・アルテミエフ(Oleg Artemyev)宇宙飛行士、セルゲイ・リャザンスキー(Sergei Ryazansky)宇宙飛行士、医者のアレクセイ・バラノフ(Alexei Baranov)氏、スポーツ生理学者のアレクセイ・シパコフ(Alexei Shpakov)氏の4名で、ヨーロッパからは機械工学士のオリバー・ニッケル氏(Oliver Knickel)とパイロットのキリル・フルニエ(Cyrille Fournier)氏の2名である。

クルーらは中央ヨーロッパ時間3月31日12時(日本時間20時)、ロシア生物医学問題研究所内に設置された閉鎖施設に入り、有人火星探査ミッションを実現させるためのシミュレーションを開始した。

「火星有人飛行の際、1年半もの間、狭い空間に閉じ込められるという問題に直面する。この問題を解決するために、最も良い方法が閉鎖施設による実験で、長期間の閉鎖状態でのクルーらの身体状態や心理状況を理解し、適切な対策を学ぶのが重要である」

今回の閉鎖実験について、ESA有人宇宙飛行管理者のマーチン・ゼル(Martin Zell)氏はこのように述べた。

なお、今回は105日間のトライアル期間だが、2009年後半からは、メンバーを変更して、520日間にも及ぶ本格的な長期閉鎖実験を実施する予定。同閉鎖実験では、最初の250日間は火星までの飛行、その後の30日間は火星での滞在、そして、残りの240日間は地球への帰還に設定され、地球と火星間の距離を考慮した通信時のタイムラグなども再現される。

■Russian-European crew starts 'Mars mission'
http://www.esa.int/esaCP/SEMW6XKTYRF_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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