TOP > NEWS > SPACE > 火星 > フェニックス、セーフモードに

フェニックス、セーフモードに

[PR]

Underneath the Phoenix Lander
Image credit: NASA/JPL-Caltech//University of Arizona/Max Planck Institute

via NASA

電力不足により、フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)がセーフモードに入り、いよいよミッションの終わりを告げようとしている。

火星の白夜も終わり、太陽光が少なくなったことで太陽電池による充電量が著しく減り、チームはこれまで制限しながら探査活動を続けてきたが、フェニックスは10月28日にサバイバルモードに入り、10月29日についにセーフモードに入ってしまった。

セーフモードに入ることはある程度想定されていたが、予想外のことに、メインであるシステムA系統が完全にダウンし、セーフモードもバックアップのシステムB系統に切り替わったという。

チームはバッテリーを充電するコマンドの送信に成功しているが、日照時間が短く、気温も昼がマイナス45度、夜がマイナス90度以下と、充電するにも厳しい環境だ。チームは充電を数日間行い、11月上旬にフェニックスの再起動を試みる予定。ただ、10月30日の交信には既に応じておらず、フェニックスを再起動できるかどうかは分からない。

「フェニックスにとって今は危険な時期である。既に延長ミッションに入っているので、終わりについてはもう覚悟できている。チームは懸命に努力しているが、火星の天候や気温のように、我々がコントロールできない要素がいくつもある」

フェニックスの現状について、フェニックス計画マネージャのバリー・ゴールドスタイン(Barry Goldstein)氏はこのように述べた。

フェニックスは2007年8月に打ち上げられ、2008年5月に火星の北極に軟着陸した。当初のミッション期間は3ヶ月だったが、既に5ヶ月以上稼動している。これまでの観測で水や過塩素酸塩の存在確認など、様々な成果を挙げてきた。

■Weather Hampers Phoenix On Mars
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/news/phoenix-20081029.html

■Phoenix Mission Status Report UPDATE at 4 p.m. PDT October 30
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/news/phoenix-20081030.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

火星 記事一覧


スポンサード リンク


NEWS 記事一覧



TOP - COMPANY - COLUMN - NEWS - TRACKING - ABOUT US - PRIVACY POLICY - STAFF - CONTACT - PRESS RELEASE - SITEMAP