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マーズ・サイエンス・ラボラトリー、予定通りに打上げ

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Mars Science Laboratory
Image credit: NASA/JPL

Mars Science Laboratory
Image credit: NASA/JPL

via NASA

予算オーバーで、開発中止の危機に直面している「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(Mars Science Laboratory)」について、NASAは10月10日に会議を開き、予定通りに2009年10月の打ち上げを目指すと発表した。

会議にはマイケル・グリフィン(Mike Griffin)長官、NASA科学ミッション副長官のエド・ウィーラー(Ed Weiler)氏、NASA火星探査計画ディレクターのダグ・マッキション(Doug McCuistion)氏らが参加し、プロジェクトの延期も、中止もしないとの結論を出した。

「簡単に言うと、キャンセルするか、延期するかということである。ただ、我々は既に15億ドルを使い、MSLは火星探査において非常に重要なミッションでもある」

今回の会議内容について、エド・ウィーラー氏はこのように述べた。

マーズ・サイエンス・ラボラトリーに割り当てられた予算は16億ドルで、これまでの開発で既に約15億ドルが使われた。しかし、開発が難航し、2009年の打ち上げでも、2011年に打ち上げを延期しても、追加予算が必要である。

「2年前、今回のミッションで既に3億ドルの追加予算を投じている。もし2009年か2011年に打ち上げるなら、我々はさらに予算の追加が必要であることを知っている」

予算問題について、ダグ・マッキション氏はこのように述べた。

マーズ・サイエンス・ラボラトリーのために、追加予算を獲得するには、NASAの他の探査プログラムを削るか、ホワイトハウスと議会に承認してもらうしかない。マーズ・サイエンス・ラボラトリーにどれだけの追加予算が必要なのか、NASAはそれについて、具体的な額を示さなかった。

なお、マーズ・サイエンス・ラボラトリーのミッションについて、2009年1月に再度会議を開き、議論する予定となっている。

マーズ・サイエンス・ラボラトリーは火星表面に着陸し、土壌や岩石などを探査するローバーである。現在火星で探査を続けているマーズ・エクスプロレーション ・ローバー(MER)に比べ、重さ約4倍。より大きな機体で、より大きな車輪を装備し、速いスピードで広範囲にわたっての調査ができる。また、太陽電池ではなく、原子力電池を用いることで、季節や砂塵の影響を受けずに活動が可能だという。

■NASA to Provide Mars Science Laboratory Launch Update
http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/oct/HQ_M08-200_MSL_Briefing.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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