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火星、今も液体の水が存在?
December 7 - 2006 - 火星

図1:ケンタウリ台地のクレーターのガリー (Image credit: NASA/JPL/Malin Space Science Systems)
Via NASA
マーズ・グローバル・サーベイヤー(MGS)によって撮影された画像の分析で、火星表面上に、7年以内に新しくできた、液体の水の浸食によって形成された地形(ガリーと呼ばれる)が見つかった。NASAが12月6日に発表した。
図1は、火星南半球に位置するケンタウリ台地(Centauri Montes)のクレーターの内部を示しており、左側は1999年8月に撮影されたもので、右側は2005年9月に撮影されたものである。右側の画像を見ればわかるように、左側の画像には写っていないガリーが形成されている。ガリーの長さは数百メートル程度である。

図2:シレーン大陸のクレーターのガリー (Image credit: NASA/JPL/Malin Space Science Systems)
図2は、火星南半球に位置するシレーン大陸(Terra Sirenum)のクレーターの内部を示している。図1と同様に、2005年に撮影された画像(右側)のガリーの色が明らかに変わっている。
火星の気圧が低く、気温も低いため、液体の水は通常火星表面で存在することができず、すぐに蒸発もしくは凍ってしまう。ガリーの形成について研究者らは、地下に存在している氷が溶けて地上に噴出し、凍る前に小さな土石流を起こし、このような地形を形成したと提案している。さらに、ガリーに見られる明るい物質は、氷や霜を含む堆積物である可能性が高く、液体の水によってできたガリーであることを強く示唆している。
また、研究者らは、水が噴出された場所から、生命の存在の可能性もあるとし、将来のミッションがその答えを教えてくれると考えているようだ。
なお、今回の発見は12月8日付けの科学誌サイエンスに掲載される。
MGSは今年11月2日から通信が途絶え、ミッション終了を迎えている。しかし、MGSによって撮影された画像の分析は今後も続けられ、今回のような新しい発見をもたらすだろう。
最後に補足として、火星表面上のガリーの形成について、全く液体の水を必要としない見方もある。Space.comの今年3月に掲載された記事では、月と同じように、隕石の衝突によって地滑りが起き、ガリーが形成できる説を紹介している。
■NASA Images Suggest Water Still Flows in Brief Spurts on Mars
http://www.nasa.gov/mission_pages/mars/news/mgs-20061206.html
Written by sorae.jp編集部宇宙班
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