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エンケラドスの間欠泉、地殻変動によるもの?

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Enceladus
Image credit: NASA

アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月11日、カッシーニ土星探査機の観測データを分析した結果、土星の衛星であるエンケラドスの南極から噴き出される間欠泉について、エンケラドスの地殻変動によるものかもしれないと発表した。

カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフランシス・ニンモ(Francis Nimmo)博士が率いる研究チームによると、4年前、カッシーニ土星探査機によって、エンケラドスの南極から少なくとも6ギガワットの熱流量が検出されたが、これまで提唱されてきた「土星の潮汐力の影響」だけでは、そのようなエネルギー生成を説明できないという。

研究チームはエンケラドスの氷マントルの対流をシミュレーションした結果、エンケラドスの内部から温かい泡や軽い氷が上昇し、重たくて冷たい氷が内部に戻される現象によって、間欠泉や熱の放出現象を説明できるだけでなく、エンケラドスの南極表面がなぜこれほど若いのかを説明できると主張している。

また、氷の攪拌と再浮上を繰り返す活発な期間はわずか1000万年程度で、表面が静かな時期は1億年から20億年続くと計算されており、ニンモ博士は「カッシーニはエンケラドスの“ゲップ”の最中を捉えたと思います。このような活発的な時期は非常に稀で、たまたまそれを観測しているだけです」と述べている。

なお、今回の研究成果は科学雑誌「ネイチャー電子版(Nature Geoscience)」にも掲載されている。

写真=NASA。

■As The Crust Turns: Cassini Data Show Enceladus in Motion
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-006

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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