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スピッツァー、土星の周りから巨大のリングを発見

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Saturn
Image credit: NASA

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Image credit: NASA

アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月6日、スピッツァー宇宙望遠鏡による観測で、土星の周りから巨大なリング(輪)を発見したことを発表した。

このリングは土星本体から約600万キロの所に始まり、1200万キロ離れた所まで広がっている。土星の通常のリング面に対し27度傾いており、比較にならないほど巨大なものである。

土星の最も遠い衛星であるフェーベ(Phoebe)がこのリング内で周回していることから、リングの供給源ではないかと考えられている。研究者らは以前からフェーベと彗星が衝突し、その物質によってリングが形成されているのではないかと疑い、スピッツァー宇宙望遠鏡を用いて観測した結果、今回の発見につながったという。

また、新しく発見されたこのリングの幅は広く、土星の直径の約20倍。主に氷とチリから構成されているが、氷やチリ間の隙間が大きく、周りも暗く、可視光での検出は難しい。

さらに、今回の発見は衛星イアペトゥス(Iapetus)の謎を解くかもしれない。イアペトゥスの表面は明るい面と暗い面が明確に分かれており、その原因については分かっていない。チームはイアペトゥスの暗い面について、このリングの粒子と激しくぶつかった結果だと主張している。

なお、今回の研究成果は10月7日付けの科学誌「ネイチャー」に掲載されている。

写真=NASA。

■NASA Space Telescope Discovers Largest Ring Around Saturn
http://www.spitzer.caltech.edu/Media/releases/ssc2009-19/release.shtml

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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