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夏のタイタンの雲が消えない

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Titan
Image credit: NASA/JPL

カッシーニ土星探査機の観測によって、タイタンの雲の活動は、地球に似ていながらも、より遅く、より長く活動していることが分かった。

カッシーニの観測チームは2004年7月から2007年12月まで、約3年半にわたって、タイタンの雲を200回以上観測した結果、タイタンの雲の動きは、科学者らの循環モデルに似ているものの、タイミングだけが唯一の例外だという。

「我々の予想と違って、タイタンの雲は季節と共に動いていない。夏の南半球に多くの雲が確認され、その活動は秋まで続くとみられる」

タイタンの雲の動きについて、パリ・ディドロ大学のセバスチアン・ロドリゲス氏(Sebastien Rodriguez)はこのように述べた。

土星と太陽の軌道関係で、タイタンの季節は約29年周期で変化し、1つの季節は約7年間も続く。2009年8月に夏が終わりを迎え、タイタンの雲は2005年から徐々に減り、2009年8月に無くなると予想されていた。しかし、2007年末のカッシーニの観測で雲が確認され、特に赤道付近では活発に活動していた。

この原因について、タイタン表面の温暖変化と低層大気が活発ではないことから、予想以上に暖かく、湿っているため、雲が残ったのではないかと科学者らは分析している。

カッシーニは6月6日にタイタン・フライバイを実施し、2010年のミッション終了まで、タイタンの観測を継続的に実施する予定。

■Cassini Finds Titan's Clouds Hang on to Summer
http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/media/cassini-20090603.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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