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エンケラドスの間欠泉に新説

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The surface of Saturn's moon Enceladus
Image credit: NASA/JPL

via NASA

土星の衛星であるエンケラドスの表面から噴き出される間欠泉について、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の研究者らは5月17日、土星の潮汐力で氷のプレートが摩擦し、その熱によって氷が水蒸気となって噴き出されるという新しい説を発表した。

エンケラドスの間欠泉は、カッシーニ土星探査機がエンケラドス・フライバイした時に得られたデータより発見され、2006年3月に発表された。間欠泉の原因については、これまで、エンケラドスの地下に存在している放射性同位元素が急激に崩壊し、その時に生じた熱エネルギーが、エンケラドスの表面を加熱しているという「ホットスタート」モデルが発表されていた。

今回、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフランシス・ニンモ(Francis Nimmo)博士が率いる研究チームはコンピュータシミュレーションを行い、その結果、公転軌道位置の変化で生じる潮汐力の変化によって、タイガーストライプと呼ばれる亀裂が開閉し、氷プレートの摩擦熱で氷が水蒸気となって、噴き出されるという。

さらに、今回の仮説によると、エンケラドスの地下に海が存在し、厚さ5km程度の氷が浮いているようだ。また、これまでの仮説と異なり、今回の仮説はエンケラドスの表面に液体の水がなくても成立する。

カッシーニは2008年3月に再度エンケラドスをフライバイし、間欠泉や噴出物のガスなどを詳細観測する予定となっている。

■Frictional Heating Explains Plumes on Enceladus
http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/media/cassini20070516.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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