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エンケラドスの地下に液体の水

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Enceladus
図1:土星で衛星であるエンケラドス (Image credit: NASA)

Tiger Stripes Up Close
図2:エンケラドスの表面の拡大 (Image credit: NASA)

Spray Above Enceladus
図3:エンケラドスの噴出物 (Image credit: NASA)

Via NASA

NASAは3月9日、カッシーニ土星探査機の観測データを分析した結果、土星の衛星であるエンケラドスの地下に液体の水が存在し、それが間欠泉のように、地上に噴出している可能性が高いようだ。カッシーニはこれまで数回エンケラドスに接近し、南極から噴出物などを確認していた。

エンケラドスの表面は摂氏マイナス200度にも達するが、研究チームによると、内部の放射性物質や土星の潮汐力によって、地下は摂氏0度以上に暖められ、水は液体として存在している。そこに表面の氷に裂け目が生じると、圧力が急激に下がり、間欠泉のように、液体の水が噴出されるようである。但し、エンケラドスの地下がどうなっているのか、どのように機能しているのかについては、今の所よくわかっていない。

Cold Geyser Model
図4:エンケラドスの間欠泉モデル (Image credit: NASA)

地球上の間欠泉は熱水によるものだが、この間欠泉は摂氏0度の水によるものであるため、このモデルは「冷たい間欠泉モデル(Cold Geyser Model)」と呼ばれている。ただ、冷たいと言っても、摂氏0度は周りに比べたら十分高温である。

液体の水の存在は生命にとって非常に重要であるため、エンケラドスにも生命存在の可能性が強くなった。カッシーニは2008年春、エンケラドスの表面から350kmまで接近し、再度観測する予定である。

木星の衛星であるエウロパも潮汐力によって、表面に液体の水が存在しているが、エンケラドスのこのモデルとは異なっている。

■NASA's Cassini Discovers Potential Liquid Water on Enceladus
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2006-033

■Enceladus "Cold Geyser" Model
http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/multimedia/pia07799.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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