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ソーラーセイル実証機「イカロス」、光子加速を確認

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IKAROS
Image credit: JAXA

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Image credit: JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月9日、小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」(IKAROS)が太陽の光子の圧力を受け、加速したこと(光子加速)を確認したことを発表した。

JAXAによると、太陽光圧による推力は1.12mN(ミリニュートン)で、想定通りの光圧を達成しているという。宇宙空間で光子圧によって宇宙船が加速することが確認されたのは世界初の快挙で、「イカロス」は惑星間航行において、光子による史上最大の加速度を発揮した実証機となった。

帆(セイル)を張って、太陽の光を受けて進むソーラーセイルは以前から科学者たちの間で主張されてきたが、これまで宇宙で飛行を成功した例はなかった。米航空宇宙局(NASA)とアメリカ惑星協会は2001年と2005年、世界初のソーラーセイル宇宙船「コスモス1(Cosmos 1)」の試作機を2回にわたってロシア海軍の原子力潜水艦から打ち上げたが、いずれも打ち上げに失敗している。

理論上、光圧があり、丈夫な帆を持ったソーラーセイルであれば、どこまでも加速を続け、地球を超え、他の惑星を目指すのはもちろん、太陽系の彼方へ飛行することも可能だ。さらに、ソーラーセイルは太陽の光があれば、常に加速を続けるため、長時間飛行となればなるほど、これまでのどの宇宙船よりも速く飛行できると考えられている。

■小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の光子加速確認について
http://www.jaxa.jp/press/2010/07/20100709_ikaros_j.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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