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小惑星「テミス」で水と有機化合物の存在を確認

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Asteroid belt
Image credit: NASA

米航空宇宙局(NASA)は4月28日、ハワイの赤外線望遠鏡(IRTF)を用いた観測で、小惑星の表面から氷と炭素を含む有機化合物を検出したと発表した。

発表によると、ジョンズ・ホプキンス大学とセントラルフロリダ大学の2つの研究チームが小惑星24番「テミス」に対し、6年間にわたって様々な波長で観測した結果、「テミス」の表面が薄い氷に覆われ、氷には炭素を含む有機化合物も混ざっていたという。

「長い間考えられていましたが、小惑星帯の中から貴重な水を見つけることはできませんでしたが、我々は今日その答えを見つけただけでなく、(その量は)地球上のあらゆるプールを満たせるかもしれません」

今回の発見について、NASA地球近傍天体事務局のドン・イョオマン氏(Don Yeomans)はこのように述べた。

「テミス」は太陽からわずか4億7900万km離れた距離を周回しており、表面の氷は太陽光の熱によって溶け、長期間にわたって存続できないと考えられていたため、今回の発見は驚くべきものである。

これについて、研究チームらは「テミス」の地下に予想以上の氷が存在し、太陽光の熱によって暖められ、水蒸気としてゆっくり上昇し、そして、太陽光が届かない影に入って、温度が下がり、水蒸気が氷になったのではないのかと主張している。

なお、今回の研究成果は4月29日付けの科学誌「ネイチャー」に掲載されている。

写真=NASA。

■Scientists Say Ice Lurks in Asteroid's Cold Heart
http://www.nasa.gov/topics/solarsystem/features/asteroid20100428.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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