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小惑星探査機「はやぶさ」、帰還運用再開

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Hayabusa
Image credit: JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月19日、記者会見を行い、イオンエンジンに異常が起きた小惑星探査機「はやぶさ」について、地球への帰還運用を再開すると発表した。

JAXAによると、「はやぶさ」は地球の帰還に向けて、第2期軌道変換中だったが、11月4日にイオンエンジンの1基(スラスタD)が自動停止し、帰還が危ぶまれていた。

JAXAは数日間にわたって検討した結果、停止していたスラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることで、1台のエンジン相当の推進力を得ることに成功し、このまま維持することができれば、予定通り2010年6月に地球に帰還できる見通しだという。

「はやぶさ」には4基のイオンエンジン(スラスタA~D)が搭載されているが、そのうちAは打ち上げ直後、Bは2007年4月に異常が生じたため、運用が停止していた。また、稼動できるスラスタCについては、バックアップ用に取っておくという。

「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、2005年11月に小惑星イトカワに着陸し、表面の岩石やチリを採取した。しかし、イトカワから離陸後、燃料漏洩が発生し、姿勢制御装置も3基のうち2基が故障した。2009年2月にイオンエンジンの再点火に成功したが、JAXAは今後、姿勢制御装置やイオンエンジンの状態を注意しながら、運用を続けるとしている。

■小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について
http://www.jaxa.jp/press/2009/11/20091119_hayabusa_j.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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