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メッセンジャー、水星フライバイ3回目の成果

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Mercury
Image credit: NASA

水星探査機メッセンジャー(MESSENGER)が2009年9月に行った3回目の水星フライバイで得られたデータを分析し、アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月3日、その研究成果を発表した。

・水星の季節変化
水星には非常に薄い大気が存在し、メッセンジャーのフライバイによって、その大気にはナトリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれていることが確認されている。ただ、3回目のフライバイで検出されたナトリウムの量が、2回目のフライバイ時に比べ、劇的に減っており、コロラド大学のウィリアム・マクリントック氏(William McClintock)らは、「公転軌道の変化により、太陽からの放射量が減り、これは水星の季節的な影響である」と述べ、今後、水星の季節変化への研究が期待される。

・鉄を多く含む表面
地球からの観測では、水星の地殻に含まれる鉄は少ないと考えられていたが、メッセンジャーの観測によって、地表には予想以上の量の鉄とチタンが含まれていることが分かった。また、3回目のフライバイを経て、これまで水星表面の98%を撮影し、残りの領域については、水星周回軌道投入後に撮影するという。

メッセンジャーは2004年8月3日に打ち上げられ、2005年8月に地球フライバイ、2006年10月と2007年6月に2回の金星フライバイ、2008年に2回の水星フライバイを行い、今回が最後の水星フライバイだった。メッセンジャーは今後も飛行を続け、2011年3月18日に水星周回軌道に投入される予定となっている。

写真=NASA。

■New Science Findings From Messenger's Third Mercury Flyby
http://www.nasa.gov/mission_pages/messenger/media/flyby20091029.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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