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太陽圏観測衛星「IBEX」による初のスカイマップ

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IBEX Sky Map
Image credit: NASA

アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月15日、太陽圏観測衛星「IBEX(Interstellar Boundary Explorer)」の観測データによって作られた、総合的なスカイマップ(星図)を公開した。

太陽系には、範囲を最遠の惑星とする「太陽系」と、太陽風が届く範囲(100AU以上)とする「ヘリオスフィア(太陽圏)」の2つの考え方がある。太陽圏の境では、太陽風の高エネルギーイオンが星間物質とぶつかり、高エネルギー中性原子が生成される。「IBEX」はこの高エネルギー中性原子を観測することによって、太陽風と星間物質の相互作用を調べ、写真撮影や星図作成などを行う。

この新しいスカイマップは、「IBEX」に搭載された2種類の観測機器が約6ヶ月間にわたって観測した結果。今回の観測について、主任研究者であるサウスウェスト研究所(SwRI)のデイビッド・マコーマス(David McComas)氏は以下のように述べた。

「私たちは初めて、ヘリオスフィアから外に出て、銀河における私たちの場所を理解し始めています。IBEXの観測結果は本当に驚くべきことで、特にリボンのような明るい領域は、これまでの理論では説明できない新しい発見です」

「IBEX」は2008年10月、ペガサスXLロケットによって打ち上げられ、今回の観測には、カッシーニの観測データ、ボイジャー1号とボイジャー2号の観測データも用いられている。

なお、今回の研究成果はアメリカ科学誌「サイエンス」の10月16日号に掲載されている。

写真=NASA。

■IBEX Explores Galactic Frontier, Releases First-Ever All-Sky Map
http://www.nasa.gov/mission_pages/ibex/allsky_map.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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