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太陽南極から驚きのデータ
February 20 - 2007 - 太陽系

Image credit: ESA
Via ESA
現在3度目の太陽南極通過中の、ESAとNASAの共同ミッションであるユリシーズ太陽探査機から、太陽南極に関する驚くべき観測データが届いた。ESAが2月19日に発表した。
太陽活動は現在、11年周期の極小期を迎えつつあると考えられているが、ユリシーズの観測データから、太陽活動の極大期に見られる、激しい太陽風(太陽嵐と呼ぶ場合もある)現象などが検出され、太陽活動は未だに活発に続いていることがわかった。
「このような粒子現象は、極大期だった2000年と2001年の通過時に見られたが、極小期にこれらの現象を高緯度地域で見られるとは、予想もしていなかった」
今回の観測データについて、ユリシーズ・プロジェクトのミッション・マネージャ、リチャード・マーズデン氏はこのように語った。
そして、この観測データによって、太陽の荷電粒子(プラズマ)がどのようにして極地に移動したのか、新しい疑問も出てきた。
「荷電粒子は太陽の磁力線に沿って移動しなければならない。極小期の磁力線パターンでは、緯度間での粒子移動はより難しくなっているはずなのに」と、リチャード・マーズデン氏はこう付け加えた。
果して、太陽活動は本当に黒点と同じく11年周期なのか、今後のさらなる研究と観測が必要となってくるだろう。

Image credit: R. von Steiger and G. Gloeckler
また、今回の観測で、1994年と1995年の観測で残されていた謎の1つが解明したかもしれない。
「(当時の観測で)南極のコロナ・ホールに比べ、北極のコロナ・ホールは7~8パーセント程度、温度が低くなっていた。しかし、当時、それは極小期での一時的なものなのか、それとも北極はずっと低温度のままなのか、判断できなかった」
SWICS観測装置の主任研究者であるジョージ・グリュッカー教授は、その問題についてこう語った。
そして、今回得られたSWICS観測装置のデータでは、南極のコロナ・ホールの平均温度が、10年前に観測した北極のコロナ・ホールの平均温度とほぼ同じぐらいの低い温度を示し、グリュッカー教授は「これは南極と北極が入れ替え、つまり、太陽磁場が反転したのである」と述べた。
これについて、ユリシーズは2007年11月から2008年3月にかけて、3度目の太陽北極通過を行い、より決定的な証拠を突き止める予定。
■Surprises from the Sun’s South Pole
http://www.esa.int/esaCP/SEMB3KBE8YE_index_0.html
Written by sorae.jp編集部宇宙班
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