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トロヤはカイパーベルト天体?

An artist's illustration of the binary asteroids Patroclus and Menoetius
Image credit: W.M. Keck Observatory/Lynette Cook

Via UC Berkeley

カリフォルニア大学バークレイ校の研究者らは、トロヤ群(注1)の小惑星連星であるパトロクロス(Patroclus)とメノイティオス(Menoetius)を詳細分析した結果、これらは土で覆われた氷であり、そして、カイパーベルトからやってきたと信じているようだ。

「トロヤ群はカイパーベルト天体であると、我々は疑っている。」

カリフォルニア大学バークレイ校の天文学者であるFranck Marchis氏はこのように語っている。

Marchisらによると、パトロクロスとメノイティオスの密度を観測から精密に計算した結果、これらは氷であることが判明し、さらに、その組成が彗星と非常に似ていることから、太陽系が誕生してから6億5000万年経過した後、彗星と同じようにカイパーベルトからやってきた2つの天体が、今の軌道に捕らえられたと考えられている。

もしこれが正しければ、トロヤ群には多くの、氷で形成された小惑星が存在していると、チームは主張している。この研究成果は2006年2月2日付の科学誌「ネイチャー」にも発表され、太陽系の進化を理解する上で非常に重要である。

この図はパトロクロス(中央)とメノイティオスの想像図である。

■Binary asteroid in Jupiter's orbit may be icy comet from solar system's infancy
http://www.berkeley.edu/news/media/releases/2006/02/01_patroclus.shtml

■注釈
注1)トロヤ群:木星の公転軌道上、太陽・木星のラグランジュ点(L4とL5)付近の小惑星のこと。

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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