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原始惑星系円盤にDNA構成物質

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Image credit: NASA

スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡の観測によって、若い恒星の周りにある原始惑星系円盤から、有機化合物であるアセチレンとシアン化水素が検出された。

このような有機化合物を含む円盤が観測されたのは、へびつかい座方面、地球から約375光年離れた恒星IRS 46の周りである。チームは以前にも同じような恒星を100個程度観測したが、大量な有機化合物が混合して検出されたのは今回が初めて。

大量なアセチレンとシアン化水素は、太陽系で言うと地球の公転軌道周辺、いわゆるハビタブル・ゾーン(注1)と呼ばれる領域から検出された。ハビタブル・ゾーンでは、水が液体として存在でき、液体の水はアセチレンとシアン化水素と反応することで、DNAの構成物質の1つであるアデニンを形成する。

「この恒星系は、数十億年前の太陽系、つまり、地球に生命が誕生する前の太陽系と非常に似ているかもしれない。」

ライデン天文台のFred Lahuis氏は今回の発見について、このように述べている。

また、ケック望遠鏡による追跡観測では、円盤内部から恒星風の存在も確認されており、この恒星風が後々ダストを吹き払い、IRS 46の回りに地球型惑星が形成される可能性もあるようだ。

今回の発見は直接生命を検出したわけではないが、生命誕生時に必要な物質は、地球が形成される前に、既に太陽系の中で存在していたかもしれないことを示している。

■Partial Ingredients for DNA and Protein Found Around Star
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2005-175

■注釈
注1)ハビタブル・ゾーン:恒星系の中で、水が液体状態で存在できる領域のこと。そのような領域に惑星があると、生命誕生の可能性が高いと言われている。

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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