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珍しいダスト円盤を持つ恒星

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An artist's concept of a debris disk forming planets
Image credit: NASA

スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡の観測によって、太陽と非常に似ている、ダストの円盤を持つ恒星が新たに発見された。これまで発見された原始惑星系円盤を持つ恒星とも少し異なり、非常に珍しいタイプで、年齢的にもちょうど太陽系で地球型惑星が80%形成された時代にあたるようだ。

この恒星は、地球から約137光年離れ、HD 12039と名づけられている。年齢はわずか3000万歳、スペクトル型分類ではG型に属し、太陽と同じである。また、太陽と比べると、明るさは8%明るく、重さは1.02倍、表面温度はわずかに低いだけである。ただ、年齢が若いので、核融合反応は安定せず、主系列星(注1)にはまだ成りきっていない。

この恒星が持つ円盤は、絶対温度110Kと他の円盤よりも高温で、太陽系でいうと木星軌道あたりに位置している。また、従来発見された円盤とは異なり、非常に狭く、太陽系の小惑星帯と似ている。

チームリーダであるDean C. Hines氏は次のように述べている。

「この恒星は、我々の太陽系で地球型惑星がどのように形成されたのか、その過程を見ることができる珍しいケースである。我々は、この星が木星の距離で、小惑星帯を持っているかもしれない証拠を掴んでいる。」

一方、アリゾナ大学のMichael R. Meyer教授はこのように述べている。

「この星は、我々が発見された星の中でも非常に珍しいものである。我々は太陽と似ている恒星を33個調べたが、円盤も持っているのはこの星だけだった。しかも、このような恒星はこれまで5個しか発見されていない。」

今年、NASAはスピッツァーを用いて、金星軌道の距離で、円盤を持つ別の恒星を発見している。Meyer教授によると、スピッツァーの観測から、我々の銀河内にある、太陽と似ている恒星の1%から3%は、円盤を持っているようだ。

■Spitzer Team Says Debris Disk Could Be Forming Infant Terrestrial Planets
http://www.spitzer.caltech.edu/Media/happenings/20051214/

■Spitzer Team Says Debris Disk Could Be Forming Infant Terrestrial Planets
http://uanews.org/cgi-bin/WebObjects/UANews.woa/1/wa/SRStoryDetails?ArticleID=12049

■注釈
注1)主系列星:中心部分で起こっている、水素の核融合反応が安定している状態の星のこと、星の一生の大半はこの状態。主系列と呼ばれるのは、HR図の主系列に位置しているからである。

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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