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スピッツァー撮影、銀河衝突

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NGC 5291
Image credit: NASA

NASAのスピッツァー赤外線宇宙望遠鏡によって撮影された、NGC 5291と呼ばれる銀河の衝突現場の画像が公開された。

銀河同士の衝突は複雑な出来事である。ガス、チリ、星々などが強い潮汐力によって、銀河の外側に弾き出され、その周りで矮小銀河(注1)を形成することがある。

このようにして形成された矮小銀河もあるが、ビッグバン直後に形成され、ビックバンの名残であるかもしれない矮小銀河も存在する。この両者の違いとは何か、コーネル大学の天文学者たちはこれを理解するために、今回の観測を行った。

巨大銀河NGC 5291の衝突現場の周りには、多くの矮小銀河が存在する。研究チームは今回の観測で、潮汐力によってできた矮小銀河から、星の誕生を示す有機化合物を検出し、暖かい水素分子も初めて検出された。これは、この種の矮小銀河の中で、星が形成されていることを意味している。

「ほとんど全てが相互作用している。これはパズルの一部にしか過ぎないが、我々は観測を始めたばかりだ。どれだけの矮小銀河が存在しているのか、どれだけがこのように星を形成しているのか、我々はまだわからない。」

コーネル大学のSarah Higdon氏は今回の観測についてこのように述べている。

チームは今後、スピッツァーを使って、潮汐力によって形成された新しい矮小銀河を探し、今回の観測データと比較する計画だ。

■When Worlds Collide: Spitzer Investigates Cosmic Forces that Produce New Galaxies
http://www.spitzer.caltech.edu/Media/happenings/20051130/

■注釈
注1)矮小銀河:恒星数の少ない、小さい銀河のこと。恒星数は、我々の銀河の約1%以下(数十億個以下)

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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