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ハーシェル宇宙望遠鏡、宇宙の「穴」を発見

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NGC 1999
Image credit: ESA

欧州宇宙機関(ESA)は5月11日、ハーシェル宇宙望遠鏡を用いた観測で、これまで暗黒星雲だと考えられていた領域が、実はからっぽの「穴」であると発表した。

ハーシェル宇宙望遠鏡は赤外線を用いて、濃いガスやチリの集まりの後ろも観測できるように設計されているが、発表によると、地球から約1500光年離れた反射星雲「NGC1999」にある暗黒星雲領域を、ハーシェル宇宙望遠鏡で観測した結果、何も検出できなかった。その後、地上の望遠鏡による詳細な観測も行われたが、結局何も検出できず、ブラックホールでもなく、やはりからっぽの「穴」だったという。

今回の観測について、トレド大学のトム・メゲアス氏(Tom Megeath)は「このような穴は誰も見たことがありません。それは芝生の下にいるミミズがある日、突然巨大な穴を作ったのと同じぐらい驚くべきことです」と述べた。

研究者らによると、近くに誕生したばかりの星から噴出すジェットによって、ガスやチリが吹き飛ばされ、この「穴」が形成された可能性があり、星誕生時、周りのガスやチリが無くなる現象を捉えた重要な発見だという。

■Herschel finds a hole in space
http://www.esa.int/export/esaCP/SEMFEAKPO8G_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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