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赤外線で見る、らせん状星雲

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NGC 7293
Image credit: NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona

Via NASA

スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡によって撮影された、らせん状星雲(NGC 7293)の新しい画像が公開され、その中心星の周りに、チリのディスクが存在していることも、観測で明らかとなった。

らせん状星雲は水瓶座方向、約700光年離れている、地球から最も近い惑星状星雲の1つである。ハッブル宇宙望遠鏡などの可視光による観測では、その美しい姿を魅せるが、スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡の赤外線カメラによって撮影されたこの画像は、まるで「怪物の目」のように見える。

らせん状星雲のような惑星状星雲は、我々の太陽と同じような恒星が、生涯を終える直前に放出したガスやチリによって形成される。画像中央に写っている赤い部分が、この星雲を作り出している白色矮星である。

天文学者たちは長年、この白色矮星に対し、観測と研究を積み重ねてきたが、これまでその近辺からチリを検出することはできなかった。しかし、スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡を用いた今回の観測では、白色矮星から30~150天文単位という比較的近い距離で、チリのディスクが検出された。

これまでの理論では、中心星が発する恒星風によって、ガスやチリは全て外側に吹き飛ばされ、星雲の中央にほとんど存在できないと考えられてきたが、天文学者らは、白色矮星の外側で、新しくできた彗星が乱れ、衝突しているため、このようなチリのディスクが生まれたのではないかと分析している。

「この星(白色矮星)の周りから大量なチリが発見されたことに驚いている。これらのチリは、その星の死を乗り越えた彗星たちから作り出されたものであるだろう」

今回の発見について、アリゾナ大学のKate Su博士はこのように語った。

なお、この研究成果は3月1日の「Astrophysical Journal」にも掲載される。

■Comets Clash at Heart of Helix Nebula
http://www.nasa.gov/mission_pages/spitzer/news/spitzer-20070212.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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