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ハーシェル宇宙望遠鏡、死にかけの恒星の周りから水蒸気を発見

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IRC+10216
Image credit: ESA/PACS/SPIRE/MESS Consortia

欧州宇宙機関(ESA)は9月2日、ハーシェル宇宙望遠鏡を用いた観測で、炭素星に分類される恒星の周りから大量な水蒸気を検出したことを発表した。従来の説では、炭素星は後期の巨星で、炭素を多く含み、周辺に水はないと考えられていた。

研究者らは2001年、地球から約500光年離れた恒星「IRC+10216」の周りから水蒸気の雲を発見し、当初は近くの彗星や準惑星が崩壊したものだと考えられていたが、ハーシェル宇宙望遠鏡を用いた観測では、雲が恒星に近すぎる、水蒸気の温度が高すぎることが分かったため、他の天体崩壊説では説明がつかないという。

研究者らは現在、恒星の紫外線によって水蒸気が生成されたと主張している。紫外線が炭素星表面の一酸化炭素や一酸化ケイ素に当たると、分子が崩壊し、そして、分解された酸素と水素が再び化合して水になるという。

今回の観測について、ルーヴェン・カトリック大学のリーン・ジェチン(Leen Decin)氏は「これは水温について説明できる唯一の説です。ハーシェルの観測によって、我々の考えは完全に変わりました」と述べている。

■Recipe for water: just add starlight
http://www.esa.int/export/esaCP/SEMW76EODDG_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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