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史上最大のガンマ線バーストを観測、機器は一時使用不能

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GRB 100621A
Image credit: NASA/Swift/Stefan Immler

ペンシルバニア州立大学のスウィフト研究チームは7月14日、米航空宇宙局(NASA)のガンマ線バースト観測衛星「スウィフト」を用いた観測で、これまで最も明るいガンマ線バースト(GRB)を検出し、「スウィフト」の観測装置が一時使用不能までに陥ったと発表した。

発表によると、「GRB 100621A」と名づけられたこのガンマ線バーストは6月21日に検出され、あまりにも明るいため、「スウィフト」のデータ分析プログラムが停止した。研究チームのリーダーであるデイビッド・バロウズ(David Burrows)氏によると、プログラムが停止したのは、想定以上の明るさのためで、「スウィフト」に問題があったわけではないという。

「これまで最も明るいガンマ線バーストに比べ、今回のガンマ線バーストは14倍も明るかった。我々はデータに間違いがあるのではないかと思い、数週間にわたって調べたが、データは正確だった。我々はこれほど明るいガンマ線バーストを観測するとは、夢にも思っていなかった」

今回の観測について、バロウズ氏はこのように述べた。

ガンマ線バーストとは、天空の1点がごく短い時間だけガンマ線で輝く現象。初めて観測されたのは1967年だが、20世紀の間はほとんど正体不明であった。しかし、現在では研究が進み、ガンマ線バーストのうち2秒以上続く「長いガンマ線バースト」は、格別に大きな超新星爆発の一種と考えられており、2秒以内の「短いガンマ線バースト」は2つの中性子星またはブラックホールの合体ではないのかと考えられている。

ただ、今回観測されたガンマ線バーストがなぜこれほど明るくなったのか、発生の原因は何か、今後の研究に大きな影響を与えることは間違いないだろう。

■Record-Breaking X-ray Blast Briefly Blinds Space Observatory
http://www.science.psu.edu/news-and-events/2010-news/Burrows7-2010

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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