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プランク衛星、全天画像を公開

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The microwave sky as seen by Planck
Image credit: ESA

欧州宇宙機関(ESA)は7月5日、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)観測衛星「プランク」のデータを基に作成した銀河系の全天画像を初めて公開した。

プランク衛星は2009年5月14日に打ち上げられ、2009年7月3日に観測軌道であるラグランジュ点のL2に投入された後、2009年8月13日から本格的な観測を開始した。

この画像は2009年8月から約10ヶ月間にわたって行われた観測データを基に作成されたもので、中央が我々の銀河のディスク部分で、青色がチリ、赤色がガス、上下に点在する黄色斑点が宇宙マイクロ波背景放射を示している。

「これはプランクのデータの見せ所です。我々は答えを出したわけではありません。私たちの宇宙がどのようにして生まれ、どのように活動しているのかについて理解するための扉を開けただけです。研究はこれから始めなければなりません。」

今回の発表について、ESAのロボット探査責任者であるデイビッド・サウスウッド(David Southwood)博士はこのように述べた。

プランク衛星は米航空宇宙局(NASA)の「COBE」と「WMAP」に次ぐ、3機目の宇宙マイクロ波背景放射観測衛星で、重さ約1900kg。大きさ1.5mの主鏡と2種類の高感度検出器を搭載し、マイナス253度以下という極低温状態を保ち、太陽光を遮光でき、観測に適したL2で非常に高い分解能で宇宙マイクロ波背景放射を観測する。

宇宙空間からはマイクロ波を始め、赤外線、X線など、様々な周波数の電磁波がほぼ均等に観測され、これらは総括して宇宙背景放射現象と呼ばれ、そのうちマイクロ波の放射はCMB(Cosmic Microwave Background)と呼ばれている。CMBは宇宙が誕生したビッグバンの名残として知られており、ビッグバン理論の最も良い証拠であるとも言われている。

なお、プランク衛星による全天観測は2012年まで続けられる予定となっている。

■Planck unveils the Universe - now and then
http://www.esa.int/export/esaCP/SEMF2FRZ5BG_index_0.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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