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最遠の低質量ブラックホールを発見

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NGC300 X-1
Image Credit: ESO/L. Calçada

地球から最も遠いところにある低質量ブラックホールが発見された。これは600万光年離れた銀河「NGC300」の中に見つかったもので、太陽の15倍の質量と考えられている。

ブラックホールはその質量に応じて分類することができ、太陽の数十倍程度の質量を上限とする「低質量ブラックホール」と数百万~数百億倍もの質量を持つ「大質量ブラックホール」、そしてその両者の中間の質量を持つ「中間質量ブラックホール」である。これまでに発見されているものは低質量と大質量が殆どであり、前者は巨星の超新星爆発で形成され、後者は銀河の中心に存在する。

低質量ブラックホールの場合、それが巨星と連星を組み、ブラックホールに巨星の外層ガスが流れ込むという系が一般的である(画像)。一方、銀河中心にある大質量ブラックホールの場合は、それを取り巻くように星間ガスが流れ込む。両者ともX線などの電磁波を発しそれを検出することで存在が確認されるが、特に後者はジェットを噴出する活動銀河核の動力源と目されている。

低質量ブラックホールはこれまで我々の銀河系とその周辺でのみ発見されており、今回の発見はそれを大きく上回る。また、他の銀河内にこのタイプのブラックホールを発見することは、その銀河の進化を考える上でも重要なものである。

ちなみにこのブラックホールとペアを成す巨星は太陽の20倍の質量で、100万年もしないうちに超新星爆発を起こし、ブラックホールになるとみられている。

■Black Hole Hunters Set New Distance Record
http://www.eso.org/public/news/eso1004/

Written by sorae.jp編集部天文班

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