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きく8号、イオンエンジン停止

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ETS-VIII
Image credit: JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月31日、技術試験衛星「きく8号」(ETS-VIII)の軌道制御を行うスラスタのイオンエンジンに再び異常が生じ、スラスタ噴射ができなくなったことを発表した。

「きく8号」には、A系統とB系統の各2基ずつのスラスタが搭載されているが、2008年1月に異常が発生し、A系統が使用できなくなった。これまでB系統のみで運用を続けてきたが、2009年7月7日に、B系統にもスラスタを選択できない異常が発生し、両系統のスラスタ噴射ができなくなったという。

JAXAによると、B系統異常の原因は電源Bに実装されているIC部品の故障で、復旧の目処は立っていない。今後の運用について、JAXAはバックアップの化学燃料スラスタに切り替えれば、3年間のミッションに影響はないとしている。

なお、「きく8号」による実験は正常に行われており、通信障害なども起きていない。

「きく8号」は2006年12月18日に打ち上げられ、JAXA打ち上げ史上最大の衛星。2007年1月8日に静止軌道に投入され、アンテナを利用した小型端末を用いての移動通信や、小型携帯衛星端末による通話などの実験が行われている。

■技術試験衛星VIII型「きく8号」のイオンエンジン異常について
http://www.jaxa.jp/press/2009/07/20090731_kiku8_j.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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