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赤外線宇宙望遠鏡「ワイズ」、望遠鏡カバーを分離

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WISE_conceptimage
Image credit: NASA

12月29日、地球周回軌道上にある赤外線宇宙望遠鏡「ワイズ」(WISE)のカバーが外された。

ワイズは、同14日、米航空宇宙局(NASA)がカリフォルニアのバンデンバーグ空軍基地より打ち上げた赤外線宇宙望遠鏡。直径40センチの反射鏡を備え、同波長では過去最も精密な全天サーベイを行うのが目的である。

赤外線、すなわち熱線で観測すると、可視光では見えない天体のディテールが浮かび上がる。恒星が誕生しつつある様子や、銀河のチリ分布など、幅広い分野の研究で威力を発揮する。

「カバーは予定していた通りに分離して行きました」と語るのは、プロジェクト責任者であるNASAジェット推進研究所のウィリアム・アイレース氏。

赤外線を検出する観測センサーにとっては、周囲や自身の出す熱そのものがノイズとなるため、それを低温(-265℃)に保っておく必要がある。地上では開口部にカバーを被せ密封し、真空状態をつくり出し、いわば魔法瓶の原理で低温状態が維持されていた。だが高真空の宇宙空間に出た以上、そのようなカバーは不要となるわけであり、そもそもそれを外さないと空が見えない。他、姿勢制御が確定するまでの間、不意に望遠鏡が太陽光を拾ってセンサーが破壊されないようにするなどの目的もあった。

望遠鏡は目下、本格稼働に入る前の調整段階にある。プロセスは順調に進んでおり、1ヵ月後にはファーストライトがリリースされる見込みとのこと。

写真=NASA。

■NASA's WISE Space Telescope Jettisons Its Cover
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2009-206

Written by sorae.jp編集部天文班

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