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ファルコン1、11月25日打ち上げ

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Falcon 1 Rocket
Image credit: SpaceX

SpaceX 社(Space Exploration Technologies Corporation)が開発したロケット、ファルコン1が、いよいよ11月25日午後1時(日本時間11月26日午前5時)、マーシャル諸島共和国 Kwajalein Atoll から初めて打ち上げられる。

ファルコン1は、同社が開発しているファルコン・シリーズの中でも最も小さい2段式のロケットである。1段目にマーリン・エンジン、2段目にケストレル・エンジンを搭載し、酸化剤に液体酸素、燃料にケロシンが使用される。低軌道(LEO:Low Earth Orbit)に投入できるペイロードの重さは約570kg(軌道の高さによって変わる)、今回の打ち上げにはアメリカ国防総省・防衛高等研究計画局(DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency)の衛星であるFalconSat-2が搭載される。

一見ごく普通のロケットであるファルコン1だが、今回の打ち上げに成功すると、革命を引き起こす可能性がある。その注目すべきポイントは以下の通り。

 ・民間が開発した最初のロケット、新しい液体燃料ロケットとしては10年ぶりである。
 ・スペースシャトルを除けば、ファルコンは世界で初めて、再利用可能なロケットである。
 ・ファルコン1はこれまで最も安価な打ち上げ(約670万ドル)を実現する。

SpaceX 社は、PayPalの創業者であるElon Musk氏が2002年に設立したロケット開発のベンチャー企業で、低コストかつ信頼性の高いロケット開発を進めてきた。

ファルコン・シリーズは1・5・9とあり、ファルコン1は1段目だけ再利用できるが、ファルコン5とファルコン9は全段再利用可能である。また、打ち上げコストに関しては、下記の図で分かるように、それぞれ、670万ドル・1800万ドル・2700万ドルとなっている。これは、現在市場の約4分の1の格安価格である。

The Falcon launch vehicle family
Image credit: SpaceX

SpaceX 社は既にアメリカ国防総省など数社と契約を結び、2007年には大型のファルコン9の打ち上げも予定している。同社は、打ち上げコストを最終的に現在の10分の1を目指したいとしている。

2003年12月、ライト兄弟の初飛行100周年を記念する数々の祝典がワシントンD.C.で行われ、その一環としてファルコンが発表された。あれから約2年の年月が経ち、様々な困難を乗り越え、ロケットが完成し、打ち上げまで辿りついた。民間の宇宙開発事業、その真価が再び問われる。

■SpaceX Announces Launch Date for Falcon 1: The World’s Lowest Cost Rocket to Orbit
http://www.spacex.com/press20.php

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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