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プロトン失敗、環境汚染の恐れ

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Debris is seen at the crash site of the Proton M booster rocket
Image credit: Reuters

via Space.com

Space.comによると、9月5日に打ち上げ失敗し、カザフスタン・カラガンダ州に墜落したプロトン・ブリーズMロケットについて、大量な燃料による環境汚染が懸念されているようだ。

ロシア連邦宇宙局のスポークスマンであるアレクサンダー・ボロビョーフ氏(Alexander Vorobyov)によると、2段目のロケットエンジン点火に失敗したプロトン・ロケットは、ジェズカズガン市(Zhezkazgan)南西30マイルの地点に墜落したが(写真)、無人地帯だったため、被害者はいなかったようだ。

しかし、これに対し、カザフスタン宇宙局のタルガット・ムサバイエフ長官(Talgat Musabayev)は、「(墜落した)ロケットには、ヘプチル基有害物質を含む燃料が220トン以上積んでおり、墜落地点の環境汚染を懸念している」と述べた。

プロトン・ロケットの推進剤(1段目から3段目)として、酸化剤に四酸化二窒素(NTO)、燃料に非対称ジメチルヒドラジン(UDMH)が用いられている。この非対称ジメチルヒドラジンは腐食性や発ガン性を持つ有害物質で、今回の打ち上げでは、2段目以降の燃料は全て使われず、そのまま墜落した。

また、今回の失敗を受け、失敗原因が特定されるまで、カザフスタンとの協定によって、バイコヌール宇宙基地からのプロトン・ロケットの打ち上げは全て中断されている。打ち上げ再開時期について、ボロビョーフ氏は「早くても11月以降になるだろう」と述べている。

なお、2006年7月にも、ISCコスモトラス社(ISC Kosmotras)がドニエプル・ロケットの打ち上げに失敗し、今回と同様に非対称ジメチルヒドラジンによる汚染問題を引き起こしている。

■Proton Rocket Crash Prompts Environmental Concerns
http://www.space.com/news/ap_070907_protoncrash_enviro.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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