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フェニックス、打ち上げ成功

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Phoenix spacecraft launch
Image credit: NASA

via JPL

NASAUnited Launch Alliance社(ULA)はアメリカ東部夏時間8月4日5時26分(日本時間18時26分)、火星探査機フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)を載せたデルタ2ロケットをケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げた。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約84分後、フェニックス・マーズ・ランダーが切り離され、所定軌道へ投入され、打ち上げは成功した。

「今日の打ち上げは火星表面に向う長旅の最初の一歩である。確かに打ち上げで興奮したが、我々はまだこのミッションで最も難しい一歩である火星の着陸について、心配しているよ」

今回の打ち上げ成功を受け、アリゾナ大学、フェニックス・マーズ・ランダーの主任研究者のピーター・スミス氏はこのように述べた。

なお、フェニックス・マーズ・ランダーは今後、約10ヶ月の旅を経て、2008年5月25日に火星の北極に着陸する予定となっている。

Phoenix Mars Lander
Image credit: NASA

フェニックス・マーズ・ランダーは元々、アリゾナ大学が提案し、NASAが進めていたマーズ・サーベイヤー・プログラムの一部として、2000年に作られた探査機であった。しかし、1999年のマーズ・ポーラー・ランダーの失敗を受け、プロジェクトが中止され、探査機はロッキード・マーチン社のクリーンルームで保管されていた。

そして、2005年6月、より小さく、より低コストで火星探査を行う「スカウト・ミッション」の第1弾として復活し、再びこの探査機の使用が決定された。探査機の名前が「フェニックス」となったのも、「復活=不死鳥」にちなんだものである。また、NASAが探査機を再利用するのも極めて異例のことである。

2002年、マーズ・オデッセイは火星の北極付近で大量な氷を発見したことにより、フェニックス・マーズ・ランダーの主な探査目的が火星の北極に着陸し、氷の地下を調べることである。

フェニックス・マーズ・ランダーは150火星日間、火星の北極に滞在し、ロボットアームを使って、地下約0.5メートルを掘削し、氷や土のサンプルを採取する。採取されたサンプルは、フェニックス・マーズ・ランダーに搭載れた「オーブン」と呼ばれる機器の中で、熱によって溶かされ、「ポータブル・ラボラトリー」の中でさらに分析される。これらのサンプルからは有機物質や生命の痕跡と見られる物質などが見つかるのではないかと、科学者たちは期待している。

■NASA Spacecraft Heads for Polar Region of Mars
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2007-086

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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