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地球周回軌道から生物を無事に回収して半世紀

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strelka
Image credit: NASA

8月19日、地球周回軌道から生物を無事回収することに成功して半世紀を迎えた。

米国よりも先の有人宇宙飛行成功を目指して宇宙船開発を全力で進めていた当時のソ連は、1960年8月19日、コラブル・スプートニク2号を打ち上げた。これにはベルカとストレルカという名の2匹の犬、数十匹のネズミや昆虫、植物や細菌類が載せられていた。

後にガガーリンが乗ることになる宇宙船「ボストーク」は1960年4月の段階で完成の域に達し、同5月にはテストとして1号機が打ち上げられた。これは「コラブル・スプートニク」という名で発表されたが、「コラブル」とはロシア語で「船」の意味。ただこの1号機は、帰還の際に逆噴射システムにトラブルが生じ、減速どころかより高い軌道へ飛び上がってしまったのであった。

ソ連は7月に2号機を打ち上げたが、打ち上げロケットの異常で発射28秒後に爆発(これには2匹の犬が乗せられていたが、助けることができなかった)。そのため、8月19日に打ち上げられた宇宙船は本来3号機になるのだが、「コラブル・スプートニク2号」として発表された。つまり7月の失敗は伏せられたのであった。

ちなみに地球を4周ほど周回したところで、ベルカとストレルカはぐったりしてしまった。今でいう宇宙酔のような状態に陥ったのだが、このことがきっかけで、最初の有人飛行は地球を1周するのみという判断が下されたのである(上の画像は船内カメラが捉えたストレルカ)。

翌日、宇宙船は大気圏突入に成功し、犬たちは無事に帰還した。地球周回軌道から生物を生きたまま回収することに初めて成功したのである。

写真=NASA。

■Sputnik 5
http://nssdc.gsfc.nasa.gov/nmc/spacecraftDisplay.do?id=1960-011A

Written by sorae.jp編集部天文班

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