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NASA、2007年度予算案・詳細

2006年2月6日、NASAの2007年度予算案が発表され、スペースシャトル及び国際宇宙ステーション(ISS)を最優先する内容が明らかになった。

ハッブルを修理するためのシャトル・ミッション復活や、日本のISS実験棟「きぼう」の打ち上げ見通しが立ったことで、喜んでいる科学者も多くいるわけだが、逆に予算が削減され、遺憾に感じている科学者も多くいる。

アメリカ惑星協会の声明発表の中で、今回の予算は、現在進行中の宇宙干渉法計画(SIM)に遅れをもたらすだけでなく、太陽系外惑星を探すTPF(Terrestrial Planet Finder)ミッションや、木星の衛星エウロパを探査する、エウロパ・ミッションの無期限延期(予算が消えている)につながってしまうだろうと指摘している。

Terrestrial Planet Finder
図1:TPFの想像図 (Image credit: NASA/JPL)

Europa
図2:エウロパの表面 (Image credit: NASA/JPL)

また、floridatoday.comによると、スペースシャトルとISS建設のために、宇宙科学研究部門から20億ドル、新しい宇宙船(CEV)の開発から15億ドルを削減する見込みがあり、MercuryNews.comによると、NASA宇宙生物学研究所(NAI)は予算40%の削減に直面しているようである。

以下、NASAの2007年度予算、宇宙科学研究部門の主な内訳を示す。

【 太陽系探査 】
・9050万ドルは、2007年8月打ち上げ予定のフェニックス・マーズ・ランダー
・3億4790万ドルは、2009年打ち上げ予定のマーズ・サイエンス・ラボラトリー
・8540万ドルは、現在火星で探査を続けている探査機のオペレーション
・1億1950万ドルは、カッシーニ、MESSENGER、ニューホライズンのオペレーション
・7260万ドルは、原子力電池などの開発
・2億200万ドルは、ディープ・スペース・ネットワーク・システムのオペレーション

【 宇宙観測 】
・8540万ドルは、次世代ガンマ線宇宙望遠鏡(GLAST)の開発
・4億4310万ドルは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の開発準備
・3億3670万ドルは、ハッブル宇宙望遠鏡の修理
・9850万ドルは、宇宙干渉法計画(SIM)

■FY 2007 Budget Request (5.1 Mb PDF)
http://www.nasa.gov/pdf/142458main_FY07_budget_full.pdf

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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