TOP > NEWS > HUMAN SPACE FLIGHT > クリッパー > クリッパーの開発、一時中断?

クリッパーの開発、一時中断?

[PR]

Kliper
Image credit: Dice-K.com

Via SpaceDaily.com

SpaceDaily.comによると、ロシア連邦宇宙局が開発を進めている新型有人宇宙船「クリッパー(ClipperまたはKliper)」だが、ここへ来て、開発の雲行きが怪しくなってきたようだ。

クリッパーの製造業者は既にRSCエネルギア社に決まっており、これまで何回も紹介され、完成されたモックアップも東京、パリ、ベルリンなどで開かれたショーで展示され、全てが順調に見えていた。しかし、今年6月下旬、イギリスで開かれたFarnborough International Airshow 2006の中で、ロシア連邦宇宙局の幹部が突如、「計画の一時中断、代わりの宇宙輸送機を段階的に製造する」と発表した。

その理由について、ロシア連邦宇宙局のペルミノフ長官は、7月24日にこのように語っていた。

「宇宙船、特にクリッパーの研究開発コストが、2006年から2015年までのロシア連邦宇宙開発予算を超えることが明らかになったので、計画の大幅な変更が必要となった。」

そして、ペルミノフ長官はさらにこう続けた。

「これらを考えると、2から3段階に分けて、有望な輸送システムを作るという、エネルギア社からの提言を優先すべきである。第1段階としては、信頼性が非常に高く、かつ安価で、しかも40年間以上、軌道上の宇宙ステーション(サリュート、ミール、ISS)へ飛び続けている、ソユーズ有人宇宙船の改良である。」

「そして、我々の考えでは、改良されたソユーズは軌道飛行だけでなく、月へのミッションも達成できるだろう。また、改良の結果は我々に次世代宇宙船の種類を決めるのに、参考にもなるだろう。」

SpaceDaily.comの記事は最終的に、クリッパーは資金供給される可能性が低いまま、開発が進んだが、結局、海外からもロシア国内からも、関心を集めることができなかったと結論付けた。果たしてクリッパーの運命は?今後の動向が注目される。

ちなみにこの画像は、以前Dice-Kから頂いたもの。

■Kliper Has Too Many Unknowns
http://www.spacedaily.com/reports/Kliper_Has_Too_Many_Unknowns_999.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

クリッパー 記事一覧


スポンサード リンク


NEWS 記事一覧



TOP - COMPANY - COLUMN - NEWS - TRACKING - ABOUT US - PRIVACY POLICY - STAFF - CONTACT - PRESS RELEASE - SITEMAP