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米有人宇宙飛行計画の見直し、最終報告書を提出

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Norman Augustine
Image credit: NASA

Augustine panel
Image credit: NASA

オバマ大統領の指示により、アメリカ有人宇宙飛行計画の見直しを行っている外部有識者委員会(通称:オーガスティン委員会)は10月22日、ワシントンで記者会見を開き、最終報告書を提出した。

今回提出された最終報告書の内容は、今年9月に提出された報告書と大きく変わっておらず、「スペースシャトルを退役させ、国際宇宙ステーション(ISS)を廃棄し、2020年までに月への有人飛行を行う現状のプランを実現するには、あまりにも時間と予算が足りない」ということを改めて強調した。

2004年のブッシュ大統領の新宇宙政策を受け、アメリカ航空宇宙局(NASA)は現在、コンステレーション計画として、スペースシャトルの後続機となる、次世代有人宇宙船「オリオン」とアレスIロケットの開発を進めている。予定ではスペースシャトルを2010年に退役させ、ISSを2015年頃に廃棄し、アレスIとオリオンを2014年に打ち上げ、2020年までにアレスVによる月への有人飛行を行うこととなっているが、予算削減や技術的な問題で、スケジュールが遅れている。

オーガスティン委員会は有人宇宙開発の主要テーマについて検討し、5種類の基本オプション計7つの選択枠を示し、現行の資金計画では、ISSの廃棄(2015年)までにアレスIとオリオンは開発できない、アレスVも2020年までに開発できず、月への有人探査も実現できないと指摘した上で、ISSの運用を少なくとも2020年まで延期するように提案。また、月と火星への有人探査については見直しを行い、小惑星や火星の衛星への目標変更や、コンステレーション計画を実現するには、2020年までに年間2.4%、約30億ドルの追加予算が必要などについても提案している。

今後、ホワイトハウス科学技術政策局がこの最終報告書を分析した上で、オバマ大統領が最終判断を下す。これがブッシュ大統領の新宇宙政策にどのような影響を与えるかが注目される。

写真=NASA。

■Press Conference - Washington, D.C.
http://www.nasa.gov/offices/hsf/meetings/10_22_pressconference.html

■米国の宇宙政策動向(オーガスティン・レポート)(PDF/613KB)
http://www.sjac.or.jp/common/pdf/kaihou/200910/20091007.pdf

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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