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NASA次世代有人宇宙船の模型、ホワイトサンズへ

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Pad Abort-1
Image credit: NASA

Pad Abort-1
Image credit: NASA

アメリカ航空宇宙局(NASA)は8月19日、次世代有人宇宙船オリオンの実物大模型「パッド・アボート1(Pad Abort-1)」をC-17輸送機に載せ、ドライデン飛行研究センターからアメリカ陸軍のホワイトサンズ・ミサイル発射場へと輸送した。

この模型は緊急脱出用の打ち上げ中断システム(Launch Abort System)試験のために作られたもので、これまでドライデン飛行研究センターで、組立作業や試験などが行われていた。ホワイトサンズ・ミサイル発射場に運ばれた後、「パッド・アボート1」の試験準備作業などが行われる予定。

打ち上げ中断システム(Launch Abort System)とは、搭乗クルーが瞬時に脱出できるように、有人ロケットの先端に取り付けられた脱出用の小型ロケットのことである。ロケットが打ち上げられた後、何らかの問題が発生した場合、ロケット本体から脱出し、搭乗クルーを安全な場所まで運ぶことができる。

有人宇宙船オリオンの打ち上げ中断システムの試験は計5回予定されており、そのうち2回はホワイトサンズ・ミサイル発射場で行われる予定となっている。今回は最初の打ち上げ試験で、元々2009年2月に行われる予定だったが、制御システムなどの技術的な問題で延期され、現在2010年始めに設定されている。

オリオンはNASAが開発している次世代有人宇宙船。6人の宇宙飛行士を乗せて国際宇宙ステーション(ISS)、4人の宇宙飛行士を乗せて月へ飛行することが可能で、将来火星への有人探査も視野に入れている。オリオンの最初の国際宇宙ステーションへの打ち上げは2015年、月への有人飛行は2020年に予定されている。

写真=NASA。

■Orion Crew Module Loaded on C-17 for Flight to White Sands Test Site
http://www.nasa.gov/centers/dryden/home/index.html

Written by sorae.jp編集部宇宙班

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